2022年12月25日 最高のBuddyが虹の橋を渡って・・・

元々、超大型犬が好きだった私が憧れのセントバーナードを家族に迎えることにしたのが、ニューファンランドのキングを亡くしてから2年弱が経っと時のこと。 生まれた時からニューファンランドと暮らしてきた息子にせがまれて、ニューファンを見ると亡くなった子を思い出し悲しくなるのでニューファンは飼わないと言ったらセントバーナードを飼いたいと言われて何度か見学に行って出会ったのがREX。 小さくってスムースだから、可愛さの中にも厳つさがある子でした。 凛とした感じが気に入り家族に向けることにしたけど・・・ 安易にニューファンと同じだろうと思っていたら大違いだった?
ニューファンに通じた躾が通じない。 ある程度になるとドックランで遊ばせていたらハンターとしての血にスイッチが入り、小型犬をくわえてしまうアクシデント。 自分の腕をスライドさせて口を開かせて離させたから咥えたわんこは無傷で済んだけど・・・ひやっとした。 それからはドックショーに出ても街の中を歩いても犬や猫を見ると追ってしまったり、喧嘩を吹っかけられると買ってしまって行こうとしたり犬とかがいるところを引いて歩くのが怖くて仕方なかった。
お里のブリーダーさんが訓練士だったので訓練のノウハウを教えてもらって、しっかりと訓練ができるようになってからは見違えるほど良い子になり、私のよきBuddyとなってくれた。
訓練を教えて貰う期間に信用を得て、私も訓練士の卵としてセントを預かるようになると私の訓練の補佐を沢山してくれてあなたがいたから、どんな子も訓練をする事ができて完璧な訓練犬を卒業させることができた。
あなたは沢山の学びと成長と幸せを私にくれた。道標を示してくれたから人生が色づいた。 そして今の私がいてフレンチブルドッグのブリーダーをしている。あなたに出会ったことで沢山の人たちに出会う事ができて人生が変わったの。あなたに出会わなかったら、家族に向かえなかったら今の人生じゃない。あなたは本当にすごい子だったよ。

そして、あなたは家族を沢山愛してくれて思いやりを持って接してくれた。
息子が幼い頃、あなたが1歳ぐらいの時、私があなたの散歩など怖くて躊躇して家族とじゃなきゃできなかった頃・・・家族四人で散歩を沢山したね。主人があなたのリードを持ち私が横をついて歩いていると息子がトボトボと後ろの方を歩くと、決まってあなたは歩幅を狭めてスローにして息子が来るのを待っているかのように後ろを気にしながら歩いていたね。息子との距離が離れすぎると座って動こうとせずに息子が横に来たら歩き出したりと・・・いつも家族を見守ってくれたね。
最後の時も・・・久しぶりにシャンプーをしてあなたの体を洗ったら、余りにも痩せ細ってしまってショックでショックで。洗ってる最中も立つ事ができずに。でも、洗い終わって私が部屋の中から呼ぶと必死に歩いて来ようとしてくれたけど・・・そんな姿も。 部屋の中で悲しみを堪えながら体を乾かして終わった時に、私はお風呂に駆け込んで泣いた。 お風呂から、あなたが呼び鳴きをしてるのが聞こえて急いで着替えを取りに行って・・・涙が止まらなかった。 あなたのそばに行くと呼び泣くのをやめたけど、私が頑張って生きてと心の中で言っているのをわかっているかのように、文句を言うように泣いていたね。私が泣きすぎて顔面が痛くなってきて少し冷静になれた時に、辛そうなあなたを見て初めて、もう大丈夫だよ。ありがとうと言えた時に、あなたの力が抜けていくのを感じた途端に息遣いが変わた。もう、いくんだなと思って主人を呼んだ。 主人と私の間にあなたがいて少しずつ少しづつ意識がなくなっていく感じがわかった時に、一瞬あなたは頭をあげて、私たちがいることを確認するかのような動作を見せて頭を下ろしたら、そのまま旅立っていったよね。 最後の最後まで家族を思い頑張って時間をくれた。私たちの心に寄り添ってくれていたね。
私たちはあなたに、何か与えられたのかなぁ。 幸せにしてあげることはできてなかったように思う。寂しい思いを沢山させてしまったと思う。沢山我慢をさせてしまったと思う。ごめんね。
まだ、あなたが虹の橋を渡ったことが信じられず、あなたがいた部屋を覗いてしまったり、あなたが動く音が聞こえたり、庭にいると、あなたの呼び鳴きが聞こえたりと・・・気のせいなのはわかっているけど、心が受け入れられていない。 あなたの存在は大きくって暖かくって・・・いなくなって再認識してる。 あなたと過ごせた時間はかけがえのない時で忘れたくない。忘れない。 こんなんじゃ、あなたが安心できないと思うから笑わなくっちゃね。

REX ありがとう。あなたは素晴らしい子でした。私の誇りでした。大好きだよ。
私がそっちに行くまで待っててね。その時は沢山、甘えて良いからね。
また会える時まで・・・またねREX